発達障害の受験生
脳医学を応用した勉強法
「受験うつ」を克服し、合格を勝ち取る対策とは?
✓ 発達障害を理由に受験をあきらめる必要はありません。脳の特徴に合わせた勉強法を選択すれば、むしろ普通の受験生より効率よく成績を上げる場合も少なくありません。
✓ 実際、本郷赤門前クリニックでは、発達障害とそれによるメンタルトラブルを抱えている受験生が数多く東京大学など難関校への合格を果たされています。
✓ 発達障害の受験生が難関校に合格するには、普通の受験生に広がっている勉強法の常識を捨てることが不可欠です。発達障害に特有にみられる脳の性質に合致した方法で勉強することが必要です。
✓ このページでは、発達障害とそれによる受験うつの二重苦を乗り越えて東大に合格された受験生の成功例をご紹介しながら、適切な勉強法を解説します。
東京大学本郷キャンパス赤門正面
本郷赤門前クリニック
「東大に発達障害の受験生が多数合格は本当か?」という特集記事を週刊現代に掲載して以来、本郷赤門前クリニックに、多くの方からお問い合わせをいただくようになりました。
お問い合わせをいただいた方、また、取材してくださった週刊現代の記者の方にも、御礼を申し上げたいです。
報道していただいた後も、引き続き、多くの発達障害の受験生を、東大をはじめ多くの難関校に合格させることに成功しています。
「私は発達障害だから、難関校には合格できない・・・」
そんな決めつけは、今すぐ消し去っていただきたいです。
「 発達障害」とは、医学的にはとても曖昧な概念です。
にもかかわらず、世間では、あたかも病名であるかのように独り歩きをしてしまっています。
それで自分自身にダメな人間なんだという間違ったレッテルを貼って、「受験うつ」に陥ってしまう人がとても多いのが実情です。
そんな誤った常識にとらわれないでいただきたいのです。
ただし、発達障害の受験生が東大などの難関大学に合格するには、普通とは違う、発達障害の脳に合致した、一種独特の勉強法が必要です。
そこで、このページでは、私の心療内科クリニックから東大などに合格された実例をもとに、発達障害の方の脳の性質に合致した勉強法をご紹介します。
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最先端の脳医学を応用した合格のための方法をご紹介する前に、誰でも今すぐできる、発達障害の脳に合致した勉強法をご紹介をしましょう。
まず、発達障害の方は、「勉強とは机に向かって椅子に座った状態で行うものだ」という常識を捨てることから始めましょう。
特に、ADHD(注意欠陥多動性障害)の方は、じっと座っているということに対して、脳か大きなストレスを感じます。
だから たとえ 同じ時間 勉強したのであっても、座った状態で勉強すると脳がより疲れやすくなります。
これによって、脳内で意欲の中枢が働きにくくなり、「受験無気力症候群」や「受験燃え尽き症候群」に陥ってしまう方が多いのです。
お心当たりのある方は、こちらのページをご参照ください。
さらに、座った状態が長く続くと、脳全体のメインスイッチの働きをしている脳幹網様体の活動が鈍くなるので、それに連動する形で頭の働きも低下します。
そのため、勉強の効率は上がりません。
学校や塾の授業は座らざるを得ませんが、自宅で勉強する場合は、長時間にわたって座りこまないという方針が得策です。
そもそも長時間に渡って座りながら勉強すること自体が、発達障害の方だけではなく、すべての子ども達に対して勉強の効率を下げているという研究も発表されています。
これを受けて、学校の授業も見直しが図られています。
今、子どもが椅子に座り込まず、立った状態で授業を受けるスタイルを導入する取り組みが、世界で広がりつつあります。
この取り組みは、もともとオーストラリアで始まったのですが、それがアメリカに伝わり、その中で脳の認知機能への影響が分析されました。
その結果、様々な良い学習効果があるというデータが出たのです。
これを受けて、さらに今では、北欧などでも立った状態で授業を受けるスタイルが広がっています。
ただし、誤解してほしくないのですが、勉強中、ずっと立ちっぱなしが良いというわけではありません。
当然、疲れてきますので、その場合は座る・・・。
座り続けていてストレスが溜まってきたら、立ち上がる・・・。
これを繰り返せばいいわけです。
発達障害の受験生の方には、とりわけ脳へのプラスの効果が大きいので、試してみる値打ちはあります。
ただし、誤解してほしくないのですが、これはあくまでも、発達障害の受験生の多数の方に有効だということであって、全員に適応できるというわけではありません。
このページの冒頭からお伝えしているように、発達障害の脳は、お一人お一人が異なります。
普通の受験生の常識に囚われてはいけないのは前述のとおりですが、発達障害の中の常識にも囚われてはいけません。
あくまでも大事なのは、自分の脳と特徴に合致しているかどうかです。
私の心療内科クリニックでは、専門の検査を行って脳への親和性を計測していますが、ご家庭では、まずはいろいろ試してみて、自分に合っているかどうかを確かめるとよいでしょう。
さらに、発達障害の方は、ただ立っているだけというよりも、うろうろ歩き回ったほうが、より脳が心地よく働く状態になることが多いのです。
もちろん、その場合は勉強の効率も上がります。
やり方を工夫したら、勉強は、部屋をうろうろ歩きながらでも、じゅうぶんに行えるものです。
例えば、部屋のいろんなところに、覚えたい項目を大きな紙に書いて貼っておく・・・。
あるいは、コンビニで参考書を拡大コピーして貼っておく・・・。
そうすれば、うろうろ歩きながらでも自然に勉強することができます。
発達障害の方は、勉強する場所についても、世間の常識を否定するところから始めましょう。
発達障害の脳は、人それぞれ独自の感覚を持っています。
それをしっかりと把握したうえで、ご自分の感覚の特徴に合致した勉強場所が必要です。
たとえば、音に対してとても敏感で、少しでも雑音があると、勉強の効率が極端に低下する場合が少なくありません。
このような症状を医学では「聴覚過敏」といいます。
一般的な聴覚過敏は耳の奥にある内耳の障害などが原因となる場合も多いのですが、受験生の場合はメンタルとの関連が強いのが特徴です。
そのため、入試の当日に症状が悪化することが多く、聴覚過敏を持つ受験生は、事前にストレス対策なども必要になってきます。
これについては「受験生の聴覚過敏」のページで解説していますので、聴覚過敏をお持ちの場合は、必ずこちらをご参照ください。
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ただし、こうした聴覚過敏が発達障害の受験生に多い一方で、逆に気に入った雑音があり、その状態でなら勉強の集中力が高くなる・・・などという受験生もいます。
具体例があったほうがわかりやすいと思うので、私のクリニックの実例の中で、実際に発達障害による2次性のうつ症状に苦しんでいた受験生が、東大に合格されたケースをご紹介しましょう。
脳機能の検査データとカウンセリングを行った結果、私は彼の理想の勉強場所は電車ではないかと推測しました。
はじめは、私の提案が常識はずれのだったので、彼もお母様も「え?」という反応だったのですが、とりあえず試してもらったら、これが効果てきめん。
結局、彼は山手線に乗り込み、何度も何度もぐるぐるぐるぐる山手線を回りながら、勉強を続けることになりました。
本人いわく、電車独特の揺れと雑音が勉強の集中力を飛躍的に高めてくれるとのことでした。
また、山手線だと、駅の間隔もいい感じだそうです。
彼にとっての適度なペースで止まってくれるので、それが脳に良いリズムをもたらしてくれるということでした。
こちらも誤解しないでいただきたいのですが、もちろん、発達障害の受験生は、みんな山手線に乗ったらいいという意味でご紹介しているのではありません。
みなさん、発達障害の方は、皆さんがそれぞれ独自の脳を持っています。
だから、その人に合った勉強の場所と勉強のスタイルを見つけるということが大事なのです。
その結果、理想の勉強スタイルが、一般の方の常識をはるかに超えた、突拍子のないものである場合も少なくないのです。
そのことをお伝えしたくて、山手線勉強法で東大に合格された方をご紹介しました。
発達障害の受験生は、「勉強とはこういう風にやるものだ…」という世間が作った常識を疑うことが必要だということです。
こうした常識は、平均的な日本人の脳が作り出したもので、そもそもグローバル化が進む今の時代にはそぐわなくなってきています。
ましてや平均とは異なる脳を持った発達障害の受験生は、過去の遺物ともいえる常識の虚像に囚われてはいけません。
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勉強の方法については、みなさん、常識を捨てて、あれやこれやと試していただきたいのですが、受験生を専門に診療している心療内科医として、注意しておきたいことがあります。
発達障害の受験生が最も大きな壁にぶつかるのは、二次的にうつ症状になることが多い・・・ということです。
この場合は「受験うつ」を治さない限り、勉強の効率は上がらないし、入試で良い結果を出すこともできません。
塞ぎ込んでいる・・・。
イライラする・・・。
不安に心が押しつぶされそうになっている・・・。
睡眠がしっかり取れない・・・。
こうした症状が出ている方は、「受験うつ」の可能性があり、そちらを回復させて脳の働きをよくしない限り、志望校合格はかなり悲観的です。
かといって、治療ばかりを優先させて受験対策が後回しになれば、それはそれで、志望校合格が遠ざかります。
このジレンマを解決したのが、私のクリニックの「受験うつ早期合格コース」です。
最新の脳医学で「受験うつ」を治療するとともに、脳の認知機能を高めることで、入試の得点能力そのものもアップさせます。
これによって、ダブルの効果で、入試の合格を勝ち取ることができるわけです。
「受験うつ早期合格コース」はさまざまな症状に苦しむ受験生を幅広く受け入れていますが、その中で特に力を入れているのが発達障害の受験生です。
実際、高い合格実績を実現しており、「発達障害+受験うつ」という二重苦を乗り越え、東大を含め、多くの方が志望校に合格されています。
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ここまで何度も強調しているように、発達障害の受験生は、お一人お一人、独特の脳をお持ちなので、受験うつの場合も、それぞれの受験生の脳の状態に合致した治療が必要です。
それを見極めるために、ぜひとも受けていただきたいのが、受験に特化した光トポグラフィー検査です。
脳の状態を可視化することで、脳で何が起きているから発達障害の受験うつが生じているのか、科学的に突き止めることができます。
さらに、成績を改善させる脳医学的な方法も明らかになるので、受験生が志望校合格を実現するには、とても役立つ検査です。
受験に特化した光トポグラフィー検査については、こちらのページをご参照ください。
受験に特化した光トポグラフィー検査の結果、「受験うつ」「受験無気力症候群」「受験燃え尽き症候群」などが見つかった場合は、磁気のパルスで脳の働きを高める「磁気刺激治療」を行うと、脳内の扁桃体と呼ばれる部分の暴走を抑えることで、学力を早期に回復さえることが可能です。
さらに、磁気のパルスの作用で、思考力を働かせるのに不可欠な脳内のワーキングメモリーという機能が高まるため、試験を受けた時の得点能力をアップさせることができます。
実際、弊院の「最新脳医学治療(受験うつ)早期合格コース」では、メンタル面の不調に苦しむ多くの受験生が入試で素晴らしい結果を残してくれています。
「発達障害の2次性の受験うつ」は特に治療効果が顕著で、それがそのまま高い合格実績に表れています。
メンタル面でデリケートな受験生の方は、ぜひ、万全の準備をして入試に臨んでください。
「最新脳医学治療(受験うつ)早期合格コース」については、以下のフォームからお気軽にご案内を請求していただきたいと思います。
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受験の燃え尽き症候群については、こちらのページでも詳しく解説しています。
あわせてご参照ください。