✓ 糖質依存症(Sugar Addiction)とは、甘いスイーツなど糖質を無性に摂取したくなり、自分の意志ではやめられなくなるもので、これにより入試に落ちる受験生が増加しています!
✓ 糖質依存症は単なる食べ過ぎではなく、脳内でA10神経が糖質に反応し、快感物質のドーパミンを分泌するために生じる病気です!
✓ 程度は異なりますが、薬物依存症と同様の障害を脳にもたらすため、入試の直前期にメンタルが不安定になり、試験に落ちてしまいます!
✓ WHOが公開している摂取基準を守れば、糖質依存症が予防できます。
✓ ご自分でも一人で簡単に糖質のとりすぎを改善させられる「置き換え療法」をご紹介します。
東京大学本郷キャンパス赤門正面
本郷赤門前クリニック
糖質依存症(Sugar Addiction)とは、甘いスイーツなど、糖質を中心とした食品や飲料水を無性に摂取したくなって、自分の意志では、やめられなくなるものです。
我慢しようとすると、イライラして理性が保てなくなり、一種の禁断症状のようなものが出る場合もあります。
依存の状態が重大だと病気として扱いますが、その一歩手前の予備軍の人は、女子を中心に、受験生にはかなり多いのが現状です。
程度はまったく違いますが、脳の中では、違法薬物の依存症患者と同じような変化が生じていることもわかってきました。
受験生が「糖質依存症」に陥ると、ストレス耐性が低下するため、大切な入試の直前期にメンタル面が不安定になり、試験に落ちる大きな原因になってしまいます。
合格を勝ち取るためには、早期に克服する必要があります。
タンパク質も脂肪も、美味しいから食べすぎてしまうことはありますね。
でも、「タンパク質依存症」とか、「脂肪依存症」などという病気は存在しません。
実際、受験生がタンパク質や脂肪について、依存症になることは、まず、ないのです。
なぜ、「糖質依存症」だけが存在するのか?
それは、単なる食べ過ぎではなく、脳の中で、快感物質のドーパミンを分泌するA10神経が、とりわけ糖質に反応しやすいからなのです。
そして、このことが受験生の脳をむしばみ、入試の合否に深刻な影響を与えるのです。
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脳は甘いと感じると、A10神経がドーパミンを分泌し、快感が得られるように設計されています。
そうなった理由は、糖質が、カロリーは高いのに、消化吸収がすごく楽にできるためです。
人体は、もともと、甘い糖質を最優先で口に入れることが、合理的な生き残り戦略だったといえます。
もともと原始時代は、すごく甘いものというと、貴重な蜂蜜か、メープルシロップくらいしかありませんでした。
だから人体は、依存症になる危険性を想定していませんでした。
でも、現代人は甘いものが簡単に手に入ります。
そのギャップが、「糖質依存症」を生み出してしまったのです。
受験生は、特に糖質依存症になりやすいので、注意が必要です。
受験勉強は楽ではなく、脳内にストレスが蓄積しますが、糖質を摂るとドーパミンの作用でストレスが緩和されます。
それを求めて、お腹が空いていなくても、ついつい糖質を摂取したくなるのです。
社会人の場合、糖質依存症になるキッカケとして多いのは、仕事でストレスを抱えることと、失恋することとです。
しかし、受験生の場合は、試験に落ちて糖質依存症になるケースがすごく多いのです。
また、模擬テストで悪い点数をとったことをきっかけに糖質依存症になるケースも多く見られます。
さらに、コロナの感染が広がって以降、我慢が強いられる生活が続くことによる影響で、糖質依存症も、さらに一層、増えていると言われています。
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1日に、どれくらいなら糖質を摂っていいのか、WHOが基準を発表しています。
それによれば、単糖類と二糖類の摂取を、総摂取カロリーの10%未満にする必要があるということです。
単糖類と二糖類は、厳密に言うと異なるのですが、お砂糖やブドウ糖など甘い糖分と考えていただいて、ほぼ間違いありません。
男性の総摂取カロリーが、およそ1日2600キロカロリーとして、その10%というと、260キロカロリーとなります。
女性でしたら、1日2000キロカロリーとして、その10%だと、200キロカロリーになります。
板チョコ一枚の総カロリーが、だいたい、280キロカロリーです。
そのうち、半分弱の120キロカロリーが糖分です。
ですから、板チョコ2枚はアウトということになります。
ショートケーキは、大きさが様々ですが、概ね一日一個という計算です。
糖質依存症になる前の、甘いものを食べすぎているだけの段階なら、ご自分で簡単に改善させられる方法があります。
それは、「置き換え療法」と呼ばれるものです。
いきなりオヤツを排除するのがキツイと思ったら、まず、血糖値が上がりにくいオヤツに置き換えるのです。
今、食物繊維をふんだんに含んだ、ちょっとだけ健康に良いオヤツがたくさん販売されていますね。
あるいは、バナナなど、食物繊維が含まれた果物でも結構です。
まずは、それに置き換えて、血糖値を急上昇させない食生活に脳を慣らすのです。
その後、オヤツを食べ過ぎない健康な食生活に置き換えるわけです。
いきなり食生活を全面的に変えるのではなく、二段階で置き換えると格段にうまくいくことがわかっています。
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ただし、置き換え療法に挑戦しても、糖質に対する渇望感がうわまわって持続できない場合もあります。
この場合は、すでに糖質依存症、あるいは、その一歩手前の予備群に陥っている可能性が高いといえます。
受験生にとって怖いのは、単なる食欲だけの問題にとどまらず、脳の視床下部や扁桃体に機能の障害が生じている危険性があることです。
これによって、仮に学力が高くても、入試に落ちてしまうので、根本的な対策が必要です。
まずは、脳の中で何が起こっているのかを正確に把握することが、志望校への合格を勝ち取るために、決定的に重要です。
そのために、とても役立つのが「受験に特化した光トポグラフィー検査」です。
人体にまったく無害な近赤外線という波長の光を利用することで、脳のどの部位がどのように働いているか、手にとるようにわかるのです。
このデータと認知機能の検査のデータを組み合わせると、志望校の合格のために何をどうすべきかが浮き彫りになります。
以下をクリックしていただけば、「受験に特化した光トポグラフィー検査」の詳しい解説がご覧いただけます。
2020年10月からは、志望校への合格をより強力にサポートするために、最新脳医学治療(受験うつ)早期合格コースの中の特別コースとして、「5つの特別診療」を開始しました。
以下の5種類の特別診療の中から、脳機能についての検査データをもとに、必要なものをチョイスして受けていただきます。
食欲に異常を抱えた受験生の場合は、視床下部の機能不全に起因した集中力の低下が起こっている場合が多く、特に③集中力アップ特別診療がとりわけ効果的です。
また、「①やる気アップ特別診療」、「②イライラ対策特別診療」も必要になる場合が多く見られます。
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