当院では、高度な脳機能を発揮することが求められる受験生やビジネスパーソンに対し、以下の検査を実施しています。
・心拍変動解析(脳機能検査)
・CPT検査(持続的注意集中力検査)
・視覚性抹消課題・聴覚性検出課題
・Symbol Digit Modalities Test
・Memory Updating Test
・Paced Auditory Serial Addition Test
・Position Stroop Test
・MRI検査
・光トポグラフィー検査
心拍変動解析(脳機能検査)
当院では、受験生の症状にあわせ様々な検査を行なっていますが、どなたにも共通して受けていただいているのが、心拍の変動による脳機能の検査です。
心臓は、決してメトロノームのように一定の間隔で鼓動を打つわけではありません。
迷走神経心臓枝(副交感神経)と心臓交感神経の作用で、必ず、一拍ごとに微妙にリズムを変えています。
迷走神経心臓枝と心臓交感神経の活動は、視床下部や大脳辺縁系など脳の深部の状態を反映しています。
ですから、心拍を丹念に分析することで、通常の脳波検査などではわかりにくい脳の深部の状況が把握できるのです。
【脈波のグラフ(勉強を行なっている時)】
心臓の拍動は、必ず、一拍ごとに変動します。
【心拍数のグラフ(勉強を行なっている時)】
心拍数の変動から、勉強中の脳機能の変動が推定できます。
「CPT検査」(持続的注意集中力検査)
CPT(Continuous Performance Test)は、持続的注意集中力を客観的に評価する方法として、国際的に幅広く用いられている標準的な方法です。
下記の検査結果表や検査結果グラフのように、刺激に対する応答を1ミリ秒(千分の一秒)の単位で計測し、その値やバラツキから持続的注意集中力を推定します。
当院の特徴は、CPT検査を行うときに心拍の揺らぎの変化も測定し、2つの検査結果を照合させることです。
これにより、脳機能の立体的な把握が図れます。
こうした検査手法については、院長が東京理科大学客員教授として研究に取り組み、人間情報学会にて、筆頭発表者として発表も行なっています。
【CPTの検査結果】
数字の単位は、ミリ秒(千分の1秒)です。
【CPTの検査グラフ】
刺激に対する応答は、必ず、揺らぎを示します。
「MRI検査」
MRI検査が必要な場合は、提携病院で検査を受けていただき、検査結果をもとに当院で診断いたします。
「光トポグラフィー検査」
光トポグラフィー検査によって、うつ病・双極性障害・統合失調症の鑑別に役立つデータを得ることができ、誤診を防ぐ上でも有効です。
磁気刺激治療を受けることをご検討されている場合は、まず、提携病院で検査を受けていただき、磁気刺激の効果が期待できるのかどうかを判定させていただきます。
また、当院でも検査データを分析し、診断が適切か、ダブルチェックをいたします。
この場合は、当院との提携制度が活用でき、検査費用は割引となります。
もちろん、光トポグラフィー検査を受けた後で、磁気刺激治療をお断りいただいても結構です。
この検査は、「磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コース」にお申し込みの方だけを対象としています。
その他の方は、検査項目に含まれていません。
磁気刺激治療を治療の選択肢の一つとして検討したいとお考えの場合は、当院に気軽にご相談ください。