集中力マネージメント


感情を常にコントロールできている人は、脳の中で無意識のうちに次のような4つの段階を踏んでいます。

 

第一ステップ 自分の感情の起伏を、正しく認識する。

第二ステップ 今後の変化を客観的に予測する。

第三ステップ それに対して、合理的な対策を考える。

第四ステップ 対策を実行し、適切に管理する。

 

集中力も、この4つのステップに従ってコントロールすることができます。

本人は意識していないことが多いのですが、集中力が高い人は無意識のうちに脳の中でこの4つのステップを上手にこなしています。

ですから、集中力が上がらない人も、意識的に同じことを行えば、集中のレベルをコントロールできます。


 

集中法診断・問診シート


セクションⅠ.集中認知力診断

①自分の集中力の状態を常に意識しながら勉強している。

②自分の集中力がどのようにアップダウンするか把握している。

③何分後に休憩を取るか、時間を決めて集中している。

 

セクションⅡ.集中環境診断

④集中力が保てないとき、その原因は何なのか分析するようにしている。

⑤集中力が保てたとき、その感覚を脳裏に焼けつけようと心掛けている。

⑥勉強の種類によって、BGMなど音の環境を変えている。

 

セクションⅢ.目標力診断

⑦具体的な将来の夢を頭の片隅に置きながら勉強している。

⑧数時間以内に達成できる具体的な小目標を意識しながら勉強している。

⑨目標を立てるときは、ハードルの高さが、頑張れば何とか達成できそうな水準になるように工夫している。

 

セクションⅣ.集中快感力診断

⑩集中することに快感を覚えながら勉強するように努めている。

⑪キリっとした心地よい表情を大切にしながら勉強している。

⑫集中して勉強できたら、何か自分へのご褒美を用意している。

 

セクションⅤ.身体集中力診断

⑬集中力が落ちてきたら、音読するように心がけている。

⑭勉強中、立ち上がる、部屋を歩き回るなど出来るだけ身体を動かしている。

⑮勉強中は、息をできるだけ大きくゆっくりと吐くことを心がけている。

 

セクションⅥ.食生活力診断

⑯朝食はきちんととっている。

⑰おやつをとるなど、勉強中は低血糖にならないように注意している。

⑱食事は、腹8分目にしている。    

吉田隆嘉