【このページの要点!】
旺文社「螢雪時代」で、巻頭の6ページにわたって、「吉田式・受験に勝つ”記憶力&思考力”強化塾」という特集記事を掲載していただきました。
多くのお問い合わせをいただき、ありがとうございます。
個別にお返事を出すのは困難で、申し訳ありません。
こちらでまとめて解説させていただきます!
弊院では院長が、受験生お一人お一人の脳機能に合致した勉強法の指導を行っています。
ご検討ください。 ⇒ 『早期合格コース』
人間の脳は、覚えたつもりになっていても、はじめは短期記憶になっているだけです。
そのまま放置していたら 、2週間以内に、ほぼ100%、記憶は脳から消え去ってしまいます。
しかし、夜、寝ている時を中心に、長期記憶に変換すると、 将来、アルツハイマー病や 大きな頭の怪我によって 脳が損傷する場合を除けば、死ぬまで記憶は消えることがありません。
大事なのは、覚えてそのままにするのではなく、すぐさま短期記憶を強化し、長期記憶に変換されやすくしておくことです。
記憶力を高めるために、是非とも実践していただきたいのは、授業が終わった直後に復習することです。
10分間の休みの内、5分間ぐらいを使えばいいでしょう。
その授業で何を学びとったか、思い出しながら軽く復習をしてください。
たったこれだけのことで、短期記憶は大幅に強化されます。
だから、その日の夜に長期記憶に変換される割合がアップするわけです。
これにより、脳は記憶力を劇的に進化させてくれます。
おすすめしている方法は、1時間の授業を受けた直後に、その中で何を覚えているか、7つを目安に思い出す訓練をすることです。
私は クリニックで、受験生にこの勉強の仕方を指導していますが、ほとんどの方は、 やってみると愕然とします。
平均して2つぐらいのことしか思い出せないなどと、頭を抱えこむのです。
あなたも、是非、実践してみてください。
あまりのデキの悪さに、ヘコむ方が多いでしょう。
人間の脳は、集中して授業を受けていたつもりでも、パッと思い出せるぐらいに自分の意志で取り出しやすい記憶と言うと 、たかだか2つや3つぐらいしかないというのが、一般的な受験生の現実なのです。
でも、心配しないでください。
自分の意思で思い出せないだけであって、集中して授業を受けていると、もっとたくさんのことを覚えているのです。
大事なのは、それを思い出す機会を、授業が終わった直後に設けること。
そうすることによって、だんだん記憶の仕方を、脳が自動的にパワーアップさせます。
つまり、記憶のコツを掴んでくれるわけです。
1週間ぐらい、授業が終わった後に5分間ぐらい思い出すという復習を繰り返していると、ほとんどの受験生は、7つぐらいは簡単に思い出せるようになります。
中には、20個や30個と思い出せるようになったという受験生も少なくありません。
こういう習慣を設けることによって、脳が短期記憶をパワーアップさせるコツを脳が自動的につかんでくれるということです。
ただし、中には、いくら努力をしても記憶に全然残っていないという人もいます。
その場合は、受験うつや受験ストレスが原因になっている可能性があります。
いくら気を張り詰めて授業を受けても、学習の効果は上がりません。
是非。専門の診断を受けることをお勧めします。