光文社新書「受験うつ」148ページより
・・・入試は真冬に行われるため、マスクをしたまま試験を受ける人もいます。
もちろん、カゼをひいていたら仕方ありませんが、予防のためだけなら、試験中はマスクを外したほうが、二酸化炭素の少ない空気を吸えるので思考力は高まります。
ローレンスバークレー研究所(米国)のグループは、室内の二酸化炭素の濃度が高まると思考力が働きにくくなり、テストの点数が下がることを実験で明らかにしました。
換気の悪い部屋に大人数が集まって会議をしているとボッーとして眠くなります。
これは二酸化炭素が犯人だったのです。
それと同じ現象がマスクをしているときも起こります。
吐いた息に含まれる二酸化炭素の一部を再び吸うことになるためです。・・・
光文社新書「受験うつ」148ページより
「受験うつ どう克服し、合格をつかむか」
光文社新書
吉田たかよし 待望の新刊本!
12月16日、発売決定!
<目次>
第1章 増える受験うつ
第2章「受験うつ」のメカニズム
第3章 受験うつは答案用紙に表れる
第4章 間違いだらけの治療法
第5章 親のひと言が子どもを受験うつにする
第6章 うつにならない勉強法
第7章 親のコーチングで結果は出せる
<内容紹介>
未成年のうつ病、しかも、ストレスが増える受験期に突然発症する人が急増している。
子どもと大人では症状が大きく異なるため、親も受験生本人も発症に気が付かない
ケースが多いのが実情である。
中学受験ではもちろんのこと、高校受験や大学受験で頻発しており、受験生専門外来の
私のクリニックにも、勉強が手につかなくなった多くの受験生が来院している。
受験期のうつで人生を狂わさないために、受験生本人が、家族ができることは何か?
また、脳機能から考えたストレス管理や効率の良い勉強法もまとめた、
うつ病の有無を問わず受験を控えたすべての方に必見の書。