受験生は脳に危険な昼寝に注意!
志望校合格のための
昼寝の黄金則
The golden rule of naps
✓ 昼寝には、脳の働きを強化し受験を有利にしてくれる良い昼寝と、脳の働きを悪化させ「受験無気力症候群」や「受験うつ」の原因となる悪い昼寝の2種類があります。受験生は脳医学的に正しい昼寝ができているか、今すぐセルフチェックをしてください。
✓ 脳の働きを強化する昼寝にするには、守らなければならない「昼寝の二つの黄金則」があります。どちらも、とても簡単に実践できることなので、受験生は必ず心掛けるようにしてください。
✓ 逆に「昼寝の二つの黄金則」を守らない昼寝をすると、脳の視交叉上核に悪影響を与え、脳の機能が悪化し、試験問題を解く能力が低下してしまいます。これは志望校合格を勝ち取るには致命的な障害となるため、直ちに脳医学に基づく適切な対策が必要です。
東京大学本郷キャンパス赤門正面
本郷赤門前クリニック
受験生の方は、昼寝のしかたを今日から変えてください。
脳医学的に正しい昼寝の「2つの黄金則」を守れば、脳の働きが改善し、集中力・思考力・記憶力が短時間に回復します。
しかし、多くの受験生が「2つの黄金則」を守っておらず、逆に、脳の健康を損なう危険な昼寝をしてしまっています。
その結果、頭のキレや集中力、やる気などを低下させているのです。
実際、日常的に昼寝をしている人は受験生の8割が、間違った危険な昼寝を行っているというデータが得られています。
また、その中には、「受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)」あるいはその予備軍としての症状が出ているために、悪い昼寝に依存していることになっている受験生も少なくありません。
さらに、その間違った昼寝の脳への危険な副作用によって、「受験うつ」を発症してしまう場合も多いのです。
入試に受かるためには、受験生はどんな昼寝をすればいいのか?
脳の機能を高める昼寝の「2つの黄金則」とは、具体的にはどのようなことなのか?
受験生を専門に診療している心療内科医としての経験と専門知識をもとに、受験生の実情に合わせた正しい昼寝のやり方をご紹介いたします。
夕方に昼寝をしている受験生は多いのですが、これは脳が不調に陥っていることを示す危険なSOS サインだと心得てください。
老化しつつある65歳以上の高齢者の場合は、夕方になると脳が覚醒状態を維持することが困難となり、眠気が出てくるというのは、ある意味、仕方がないことでもあります。
しかし、受験生という若い世代あれば、本来は、夕方は脳が活発に働いていなければいけない時間帯です。
もちろん、単なる睡眠不足で夕方に昼寝をしてしまうことになっている受験生も多いのですが、専門の検査機器を使ってデータを分析すると、それとは違った脳の危険性が垣間見えてきます。
脳内で意欲などを生み出す機能が低下し、脳の情報伝達が活性化できなくなってしまっていて、それで夕方に眠ってしまうという場合が多く注意が必要です。
こうした受験生の中には、「受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)」や「受験無気力症候群」といった意欲を生み出す中枢の何らかの問題を抱えているケースが少なくないのです。夕方に昼寝をしている受験生は多いのですが、これは脳が不調に陥っていることを示す危険なSOS サインだと心得てください。
東京大学本郷キャンパス赤門正面
本郷赤門前クリニック
そもそも、夕方に昼寝をするというのは、受験生の脳にとって、とても良くないことです。
午後2時以降に昼寝をしてしまうと、脳の中で体内時計の役割を果たしている視交叉上核と呼ばれる部分の機能が撹乱されてしまいます。
その結果として、その夜、寝ている間に深い睡眠が取れにくくなってしまうという危険な副作用が起こることが分かっています。
受験生の脳は、それでなくても激しく酷使されていて疲労をためています。
また、ストレスも抱え込んでいるため、これらのリセットのためにも深い睡眠が必要です。
しかし、いくら夕方に昼寝をしても、深い睡眠層には移行しません。
それどころか、夕方に昼寝をしてしまうと、その夜に眠ったときに、深い睡眠が取れなくなってしまうのです。
間違った昼寝の副作用で眠っているときに深い睡眠層に移行できないと、翌朝、なかなか目が覚めません。
翌朝、寝覚めが悪い受験生は、ほぼ例外なく、勉強の脳疲労と受験ストレスが、睡眠中に十分にリセットできていないと考えて間違いないでしょう。
また、仮に目が覚めたとしても、脳の活動が低下した状態で午前中を迎えることになります。
その結果、勉強の質が大幅に低下してしまうのです。
このように、脳医学的に間違った昼寝をしてしまうと、受験勉強に与えるマイナス効果は、とても大きなものになってしまっているわけです。
でも、間違った昼寝が受験生の脳に与える悪影響の中で、本当に怖いのは、そんな程度のことではありません。
こうした生活を続けていると、脳の中で、夜寝ている時はしっかりと意欲の中枢が休み、起きている時はしっかりと脳の中枢が働く・・・といったメリハリが、脳の中でつかなくなってしまいます。
日中は、やる気を出して勉強しなければならない状況でも、やる気が出ない・・・。
夜は、ぐっすり眠りたいのに、よく眠れない・・・。
脳内で昼と夜のメリハリがつかなくなると、こうした症状が出てきます。
これがさらに進行すると、受験燃え尽き症候群や受験無気力症候群に進行してしまうわけです。
受験生の方は、午後2時よりも遅い時間帯の昼寝は、絶対にしないでください。
東京大学本郷キャンパス赤門正面
本郷赤門前クリニック
脳の機能をリフレッシュして勉強の受験勉強のプラスになる昼寝の仕方には、二つの黄金則があります。
二つの黄金則の一つ目は、先ほど申し上げた、午後2時までに昼寝を行うこと。
これに加えてもう一つ大事な原則があります。
それは、決して30分起こして昼寝をしてはいけないということです。
15分から20分の昼寝が理想的です。
何故かと言うと、たとえ午後2時を過ぎていなくても、30分以上の昼寝をすると深い睡眠相に移行してしまうためです。。
その結果、悪影響がその日の夜の睡眠に出てしまのです。
受験生の生活を考えれば、現実的には、昼食を少し早めに取り終えて、午後の授業が始まる前に、15分から20分程度眠るというのがベストです。
ただし、受験生ご本人が昼寝の二つの黄金則を守ろうとしても、どうしても眠くなり、夕方にウトウトしたり、30分以上の昼寝をしてしまう場合があります。
この場合は、脳に何らかの変調が生じている可能性が強く推定できます。
具体的には、受験無気力症候群、受験燃え尽き症候群、受験うつ、睡眠障害などが考えられます。
これを見極めるために、ぜひとも受けていただきたいのが、受験に特化した光トポグラフィー検査です。
脳の状態を可視化することで、脳で何が起きているから眠気が生じているのか、科学的に突き止めることができます。
さらに、成績を改善させる脳医学的な方法も明らかになるので、受験生が志望校合格を実現するには、とても役立つ検査です。
受験に特化した光トポグラフィー検査については、こちらのページをご参照ください。
受験に特化した光トポグラフィー検査の結果、「受験うつ」「受験無気力症候群」「受験燃え尽き症候群」などが見つかった場合は、磁気のパルスで脳の働きを高める「磁気刺激治療」を行うと、脳内の扁桃体と呼ばれる部分の暴走を抑えることで、学力を早期に回復さえることが可能です。
さらに、磁気のパルスの作用で、思考力を働かせるのに不可欠な脳内のワーキングメモリーという機能が高まるため、試験を受けた時の得点能力をアップさせることができます。
実際、弊院の「最新脳医学治療(受験うつ)早期合格コース」では、メンタル面の不調に苦しむ多くの受験生が入試で素晴らしい結果を残してくれています。
メンタル面でデリケートな受験生の方は、ぜひ、万全の準備をして入試に臨んでください。
「最新脳医学治療(受験うつ)早期合格コース」については、以下のフォームからお気軽にご案内を請求していただきたいと思います。
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受験の燃え尽き症候群については、こちらのページでも詳しく解説しています。
あわせてご参照ください。