受験生の脳と心を守る家族との食事中の会話 右脳言語の三要素 受験生のストレス管理と学力アップ

家族との食事中の会話で脳と心を守る方法

受験生のストレス管理と学力アップ


受験生の食事のスタイルは脳と心にとっても危険!

 

受験生は家族とは別に自分の部屋で食事をとる人も多いのが現実ですが、これは脳と心にとって、とても危険な作業をもたらします。

受験生の方は今すぐこうした習慣を改め、ご家族と一緒に食事を取るように心がけてください

 

誤解して欲しくないのですが、食事中に勉強すること自体が悪いという意味ではありません。

後ほど詳しく説明しますが、仮に勉強するとしても、家族との声を媒介にして勉強した方が、はるかに効率が上がります。

 

そして何より重要なのは、ご家族と食卓を共にする方が受験生のストレスを緩和し脳と心の状態を望ましい形で保つことに役立つということです。

入試に合格するためには、単に学力を上げればいいというだけではなく、脳と心のストレス耐性を健康な形で保っておくことがとりわけ重要なのです。

そのために役立つのが家族との食事です。

 

ただし、ただ家族と食卓を共にしたらそれで良いというわけではありません。

入試に合格するために受験生は食事中にどのようなことをすればいいのか?

食事中に勉強する場合は、どのような勉強方法が良いのか?

受験生を専門に診療している心療内科医としての経験と専門知識をもとにわかりやすく解説していきます。

 

 

 

右脳言語の三要素が受験生の脳と心を守る!

 

食事中の会話は、受験生の脳と心を守るための強力なツールです。

一見、その会話の言葉の意味や話している内容が重要なように思えますが、受験生の脳と心を健康な状態に保つには、実はそれ以上に重要なのは"声"そのものだということがわかってきました。

 

私たちは、声の高低、声の強弱、声の音色を変えることによって、相手と感情を共有し、コミュニケーションを深めています。

これが、「右脳言語の三要素」と呼ばれている作用です。

この三要素は、精神的なストレスや疲労がたまりやすい受験生の脳と心に大きな作用をもたらします。

 

 

私たち人間は、本質的には体力的に弱い生物です。

このため、一人では生きていくことが困難で、私たちは歴史を通じて仲間と協力し合って生きてきました。

この共存共栄の中で、私たちの脳は右脳言語の三要素を通じて感情をシンクロさせる能力を発達させてきたのです。

 

感情をシンクロさせることは、脳と心を健康に保つ作用があります。

これは、他人との共感や理解が、心地良い気持ちを生み、ストレスを軽減するからです。

このような感情の共有作業の中心に位置しているのが、声の高低、声の強弱、声の音色といった、右脳言語の三要素だったわけです。

 

 

しかし、現代人は、スマートフォンやインターネットの普及により、文字を介したコミュニケーションが主流となり、声を通じたコミュニケーションが減少しています。

そのうえ、受験生は勉強時間が長くなるためますます対面での会話の時間が減っています。

その結果、脳と心はストレスに弱くなり、「受験うつ」などの問題を引き起こしやすくなっているのです。

 

このような状況を踏まえ、受験生の皆さん、そしてそのご家族には、食事の時間を共有し、声を通じたコミュニケーションを心がけることをおすすめします。

それはただの会話以上の効果をもたらし、受験生の脳と心を健康に保つための重要な一歩となるのです。

 

 

 

家族との会話が右脳言語の効果を高める理由とは?

 

受験生は、多忙な勉強スケジュールの中で、友人との面と向かっての声によるコミュニケーションが減ってしまいます。

これは避けられない現実ですが、それを補う重要な方法が存在します。

それこそが家族との食事の時間を共有することなのです。

 

実は、右脳言語の三要素を通じて受験生の脳と心を守る作用については、友達とのコミュニケーションよりも家族とのコミュニケーションの方が効果が大きいという傾向があることが明らかになっています。

その理由は、右脳言語の三要素が仲間同士の感情をシンクロさせる効果をもたらすためです。

 

私たちの脳にとって究極の仲間、それは家族なのです。

だからこそ、家族に対しては本音を言うことができ、時には悪態をついたり喧嘩をしたりします。

しかし、これらのすべてを含めて感情をシンクロさせる作用は、赤の他人である友達よりも、家族との間での方がはるかに効果が大きいのです。

 

 

ただし、単に家族と一緒に食事をするだけではなく、声を通じて談笑することが大切です。

なぜなら、右脳言語の三要素は感情を伝え合う目的があるからです。

冷たい、客観的な会話では、その効果を発揮することはできません。

 

感情の変化、例えばちょっと驚いたり、ちょっと感心したりする瞬間を、言葉に乗せて表現することが重要です。

これは、脳と心を守る作用が、右脳言語の三要素のキャッチボールによって行われるからです。

一方的に話すだけ、または一方的に聞くだけでは、十分な効果は得られません。

 

つまり、できるだけ小刻みに会話のキャッチボールを行うことが必要です。

食事の時間は、そのような価値あるコミュニケーションの場となり、受験生の脳と心を守る重要なツールとなるのです。

 

 

 

食事中の会話で脳と心が回復する理由とは?

 

食事中の会話は、たとえそれが短時間であっても、右脳言語の三要素が脳に与える作用は特に大きいということが分かっています。

 

その理由は、食事をとる時に一時的に副交感神経が優位となり、脳内でストレスが緩和される効果が生じるからです。

この状態で家族と右脳言語の三要素を声を通して作用をさせると、脳と心への作用が特に高まります。

 

我々ホモサピエンスは、20万年ほど前にアフリカで誕生して以来、長い期間飢餓と戦ってきました。

食事をしている瞬間は、少なくともしばらくの間は飢餓の心配がないため、脳の中で危機感を持つ必要がなくなるわけです。

 

そのタイミングで、家族と右脳言語の三要素を通じて心のキャッチボールを行うと、脳と心の不調が効率よく回復していきます。

 

 

ここで重要なのは、食事は単に栄養素を体内に取り込むためだけのものではないという事実です。

特に受験生のようなストレスに苦しんでいる人々にとっては、食事の時間は脳と心を回復させる大切な時間なのです。

 

 

食事中の会話とは、栄養を摂取するだけでなく、ストレスから解放され、感情をシンクロさせる時間です。

その中で右脳言語の三要素を活用することで、より深い心の癒しと活性化が促されるのです。

この時間を大切に使うことで、受験生はストレスに打ち勝ち、より良いパフォーマンスを発揮することが可能になるのです。

 

 

食事中の会話を受験の学力アップにつなげる方法

 

受験ストレスを抱えている場合、食事中の会話のテーマは受験から離れた方が良いとされます。

しかし、どうしても勉強にプラスにしたいと思う受験生も多いでしょう。

 

そのような場合、その日に学校や塾で学んだことを家族に話すことをおすすめします。

受験生は新たな知識を脳に詰め込むことばかりに関心が行きがちですが、大事なのは試験の時に自由自在に記憶を取り出せる能力です。

 

記憶には、新たな知識を覚える「記銘」、それを長期記憶として保存する「保持」、そして必要な時に思い出す「想起」、この三つが揃って初めて意味があります。

 

学んだことを食事中に家族に話すと、その日の夜に長期記憶としてきちんと脳に保持されます。

更に、食事中に家族に対してアウトプットをしておくことで、想起力が高まり、試験の最中でも知識がスムーズに思い出せる効果もあります。

 

 

大学受験のレベルだと、家族が全く知識を追いつけないかもしれません。

しかし、家族にとって大事なのは受験生に勉強したことを聞いてあげるということです。

また、受験生の側も知識のない家族に分かりやすく伝えることによって、学んだ知識が脳内で体系化し、応用問題を解く能力も高まるのです。

 

ただし、一方的に受験生が喋るだけでは、脳と心を守る十分な効果が得られません。

家族はきちんと受験生の話に反応し、相槌を打ったり質問をしたりしてあげてください。

このとき、できるだけ会話に感情を込めると、右脳言語の三要素が強く働き、受験生の脳と心を守る作用がさらに高まります。

 

 

会話とともに表情が脳と心の回復に重要

 

食事中に受験生が家族と会話する時に、意識したいことがもう一つあります。

それは、表情です。

表情は、脳と心を回復させる上でとても重要な要素なのです。

 

 

右脳言語の三要素は、非言語コミュニケーションとも呼ばれる脳の機能の一部です。

言葉の意味によってコミュニケーションを取ることを「言語コミュニケーション」と言いますが、それに対して言語以外で感情などを伝え合う機能が「非言語コミュニケーション」なのです。

 

右脳言語の三要素は、コミュニケーションの中でとても大事な役割を果たしています。

しかし、それと同時に、表情を通じて感情を伝え合うこともとても重要です。

 

 

表情というと、笑顔が良いと思われがちですが、実は大事なのは「表情の変化」なのです。

もちろん、暗い表情は避けるべきですが、能面のように変化しない笑顔は、非言語コミュニケーションの力を発揮しないため、受験生の脳と心を守る作用は非常に弱くなります。

 

右脳言語の三要素とともに、感情を表情に表すことで、メンタル面を回復させる効果が高まります。

食事の時間は、家族との会話だけでなく、心の内を表情で表す時間でもあるのです。

 

 

 

実際、右脳言語の三要素に基づく非言語コミュニケーションは、表情を通じた感情の表現を伴うと、脳と心を回復させる効果がさらに高まります。

笑顔が自然にこぼれる瞬間、驚きや興奮を表す瞬間、それらは全て、脳と心の回復に役立つ時間です。

 

食事の時間を、感情を自由に表現できる場として捉えること。

それが、受験生の脳と心を保護し、そして志望校合格を実現するための大切なポイントなのです。

 

 

「Dr.吉田の受験うつ総合解説」

 

受験生の脳や心の不調が、単なる長時間の勉強による一時的な疲労や、受験ストレスによる一過性の症状であった場合は、ご紹介した家族の食事の方法を実践していただければ、一定の効果が期待できます。

 

しかし、脳内の受験ストレスが限界を超え、すでに「受験うつ」を発症しているか、あるいは、その一歩手前の状態になっている場合は、医療機関で専門の検査と治療をお受けになることをおすすめします。

 

 

「受験うつ」は、入試の不安や受験勉強による脳疲労によって発症する「うつ症状」の総称です。

実際には、「受験うつ」には、様々な原因や様々な症状が含まれており、一つの病気というわけではありません。

 

そこで、このような多様な「受験うつ」を様々な角度から理解していただくために、「受験うつ対策ガイド 合格への道を開く情報が満載 Dr.吉田の受験うつ総合解説」というページを設けています。

総合解説というネーミングの通り、ありとあらゆるタイプの「受験うつ」網羅して解説しているので、ご自分の症状がご説明しているどのタイプにも当てはまらないということは、まず、ないでしょう。

 

また、このサイトは、「受験うつ」に関するハブページになっています。

それぞれの症状や原因に対して、専門に解説しているページにリンクが張られており、ご自分の症状に最も適合している対策をご紹介しているページにたどり着けるように工夫されています。

 

ぜひ、まずはこちらの記事をご一読いただきたいと思います。 

 

 

 

 

志望校合格のためには「磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コース」

 

 

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この診療プログラムでは、受験に特化した光トポグラフィー検査をお受けいただき、受験うつや受験ストレスを検査データに基づいて診断します。

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